縁とは不思議なもの
先日、お世話をしているおばあちゃんの体調が悪くなり
病院への受診になりました。
私は、気をもみながらおばあちゃんの帰りを待っていました。
しばらくすると、車椅子を囲んだ御一行が帰ってきたので
おばあちゃんだと思い走って迎えに行きました。
『 ○○さ~ん、お帰りなさ~い 』
ところが、帰ってきた言葉は
『 あらっ、mahalちゃんじゃないの? 』
『 ホントだ、mahalちゃんだ!!』
『 れれれ・・・間違った』
私は20数年前、バツイチになった経験があります。
離婚原因はダンナの浮気でした。
私との結婚と同時進行で、他に女性を囲っていたのです。
ありえない事ですが、その事実を姑と舅も知っていました
マザコンと親バカの彼等にとっては、
普通の事だったようです。
そんな時、打ちのめされた私を慰めてくれたのが
この車椅子御一行の、姑の妹家族でした。
離婚後も、何かと心配していただきました。
私の再婚と同時に縁遠くなったのですが
時折、思い出しては懐かしく思っていました。
車椅子に乗っていたのが、姑の妹さん。
当時は、とても元気なおばさんだったのですが
数年前に脳梗塞になり、手足がマヒしてしまったのだそうです。
この時は、家族総出で入所する為の見学に来たのだそうです。
おかげで仲良しだった、元ダンナの従兄妹にも会う事ができました
しかも、たくさんのユニットがあるのに
私の勤務するユニットに入所です。
『 あんな舅と姑には、いつかmahalちゃんが介護する時がきたら
お尻にナンバンを突っ込んでやるといいさ 』
これが、おばさんが私を慰めるクチグセでした。
おばさんは、このクチグセを覚えていました。
『 あんな事言ってたけど
まさか私がmahalちゃんに介護してもらうとはね… 』
もちろん、ナンバンは突っ込みません。
心を込めてお世話させていただこうと思います