口から心臓が飛び出そうだった!!
『 介護の仕事は、人の終末に立ち会う機会が多いですから
今のうちから心構えをしておきましょうね 』
このように、学校の授業 で先生から言われました。
先日、遅番勤務だった私は昼過ぎに出勤しました。
いつも、タイムカードを押してからヘルパーステーションに寄って
その日休憩で食べるオヤツを置いてから
おじいちゃん、おばあちゃんの所に行くのが日課となっています。
この日も、持参したチョコとかお煎餅、ココア・オレなどを
ヘルパーステーションに置いていこうと思い、ドアを開けました。
休憩時間に食べるお菓子の美味しさを想像しながら
きっと、私はニヤニヤしながらドアを開けたと思います。
でも・・・
そこは・・・
いつものヘルパーステーションではありませんでした。
うわぁーー!!!!!ヽ((◎д◎ )))))
一面が血と血のりで赤く染まった床に
顔と頭が血で真っ赤になった人が倒れていたのです。
(まさしく、殺人現場そのものでした!!!)
よく見ると、同じ制服を着ているので同僚だとわかりました。
『 どうしたの(゚Ω゚;) どうしたの((゚m゚;) だいじょうぶ(。>0<。)』
意識もモウロウとしている彼女の口からは何も聞こえません。
『 待ってて、今だれか呼んでくるからね!!!!o(;△;)o 』
まずは彼女のユニットリーダーを見つけ
『 大変!! ○○さんが血だらけで倒れているの 』
『 どうして?』
『 わからない(T▽T;)』
次に看護士のところまで全力疾走しました。
私の職場はユニット形式のため、とても広くて
看護士を呼ぶため200メートルは走ったでしょうか。
その間も、頭の中はパニックで・・・
誰に刺されたの?
誰に殴られたの?
あのボケた凶暴なじいちゃんかな?
それとも、仲の悪い同僚とケンカしたの?
私は意味不明な事を考えながら走りました。
(しかも、持っていたバッグやお菓子などの大荷物を抱えたまま)
あとからわかった真相は・・・
最近体調の悪い彼女は、この日も具合が悪いと言いい
ヘルパーステーションで休んでいたのだそうです。
その時、貧血を起こし倒れてしまい、かけていたメガネが壊れ
その際に壊れたメガネのレンズやフレームで怪我をしたのです。
同僚も、彼女をゆっくり休ませてあげようと思い
なかなか帰ってこないのを、気にしなかったのです。
というわけで、大事には至らなかったので安心しましたが
実際に夜勤とかで、入所者のそんな場面に遭遇したらと考えると
私はちゃんと仕事ができるのかと心配になりました
この日の夜勤者に、引継ぎをしました。
ついでに、この事件も話しちゃいました。
『 今日ね、こんな事件があったんだよ 』
『 もう、言わないでくださいよ~
ヘルパーステーションで、仮眠取れなくなるじゃないですか 』
『 現場、見てないからいいでしょ~ 』
『 現場見ていなくたって、その話だけで充分想像しちゃいましたよ~』
『 あはは 』
『 笑っているけど、mahalさんだって明日は夜勤じゃないですか~ 』
『 げっ!!、そうだった… 』