いまも続く戦争の傷跡
DMZ(非武装地帯)と呼ばれる北朝鮮との国境に行きました。
DMZとはMDL(軍事停戦ライン)を境に南北それぞれ2Kmの幅で
西側の漢江から東海岸までの広大な地域です。
北朝鮮側から秘密に掘られた第3トンネルや
都羅山展望台、DMZに位置する村へも行きます。
出発前のバスに、ライフルを背負った軍人が乗り込んできて
外国人はパスポートチェックを受けます。
5年前にもここを訪れているのですが
その時と変わらない厳重な警備でした。
道路の回りは地雷地帯を示すロープにドクロのマークが取り付けてあり
軍服に身を包んだあどけない顔の青年達が一帯を警備しています。
5年前は、徴兵制度の期間は3年間でしたが
今では2年間に短縮されたそうです。
それでも2年もの間、この過酷な地域での軍隊生活…
自分の息子とさほど変わらない年頃の彼らを見て
ついつい目がウルウルしてしまいます
韓国の若者はこのような経験をすることによって
若いうちから愛国心が育つのだと思いました。
2000年に統一と平和の願いを込めて作られた平和の鐘です。
北朝鮮で亡くなった家族のために、ここで祈りを捧げるそうです。
エーソンママの伯父さんも
南北分断の時に離れ離れになってしまったそうです
DMZの資料館の前に
割れた地球をひとつにしようとするモニュメントがありました。
南北統一の願いが、一日も早く叶うことを祈ります。