偉大なるお年寄り
実習の話の続きです。
スーパーお婆ちゃんを3人見つけました。
1人目は92才のおばあちゃん。
彼女はデイサービスに通ってきています。
介護認定は、要支援1となっていますが
認知症になっているわけはなく、高齢と独居という理由だけです。
ペ~ラペラと、元気にお喋りしまくっていました。
お化粧も綺麗にしていて、とても92才には見えません。
2人目は90才のおばあちゃん。
彼女は78才まで現役の看護士さんだったそうです。
ですから顔つきも、キリリとしていて素敵でした。
ふつうは 『オナラが出た』 というところを
『排ガスが出ました』 と専門用語を使っていました。
今は半身麻痺になっていますが、意欲的にリハビリをしていました。
3人目は102才のおばあちゃん。
彼女も足腰ピンとしていて認知症もまったくありません。
みんなのオムツ交換に使用する布切れを
あらかじめ、適度な大きさに切っておくのですが
かなり大変な作業なので、ボランティアに頼んでいます。
その仕事を、このおばあちゃんも引き受けてくれています。
施設では、習字教室、ちぎり絵教室などが開催されます。
ほとんどの人達は面倒だと言って参加しませんが
この3人のスーパーお婆ちゃんは、ちゃんと参加していました。
私も、こんなおばあちゃんになりたいと思いました
102才のおばあちゃん作
習字も見事な作品でした。
この習字教室は毎週ボランティアで、外部から先生が来てくれるのです。
でも、認知症が進んで上手に書けなくなると
『 この人は、もう習字は出来ませんね 』 と拒否するのです。
これって、本当のボランティアでしょうか?
たとえ、筆でグチャグチャな字を書いたとしても
参加する事に意義があると思うのですが…