クリスマスに祈る
クリスマスのミサでの神父さまのお話です
私達は必ず国籍を持っています。
日本人なら日本国籍です。
でも、世界中の人は皆、もっと大きな国籍があります。
それは天国の国籍です。
世界中の全ての人間は、天国の国籍を持っているのです。
全世界に現在30何億人の人が生きているといわれます。
2人として同じ人がいないように、人はそれぞれ
他の人と区別できる顔、体つき、性格、声、才能、年齢等を持っています。
他の人と区別があるということは
他の人が持っていないものを自分が持っているからでしょう。
また、その逆もあるからでしょう。
どんな人も必ずよいものを持っています。
若さとか年配の経験の豊かさ、男らしさとか女らしさ
国籍がちがえばそれぞれの民族のよさと欠点を必ずもっているものです。
どんな人も必ずよいものを持っています。
お互いに、そのよさを見つけ、持たない者のためにそれを使う時、
皆が幸せになるのです。
自分の持っているよい点を、ただ自分が楽になるためだけに使うなら、
その人は他の人にとって嫌な存在となってしまうでしょう。
私達が、この短い人生の間、自分の持っているよいものを
少しでも周りの人々に差し出していくことによって
皆が幸せになり、その時、初めて自分も幸せになるのです。
私も世界中の人々の幸せを祈ります